命を感じる
みなさんこんにちは!土曜日担当のまっちです。
先日、母と一緒にいかなごを炊きました。
この時期は、近所のいたるところで香ばしい匂いがただよっていますよね。
解禁日はいつだーいつだーとそわそわしていたので、無事にいかなごを手に入れられて
やるべきことはもう終わったかのような達成感です笑
冷蔵庫で保存してかためになったくぎ煮も大好物ですが、
この、ほっかほかの状態のくぎ煮が 実は一番好き!
味見、味見といっては手を伸ばすので、いくつになっても叱られてしまいます。
10キロほど一日で炊いてしまうのですが、そのほとんどはお嫁に行ってしまいます。
親戚や、知り合いに、そのまた知り合いの知り合いに、県をまたいで旅立っていくのです。
わたしにとってくぎ煮の味は、家族の味。
その味が、どこか知らない誰かの食卓にあがっていることが、少し不思議で、少し誇らしい。
そして、そうしたつながりが祖母や曾祖母の時代からずっと続けられていたことに
果てしないものも感じます。形はないけれど、味や生きた記憶として残ってるんだなって。
小さな小さな魚からはじまって、誰かの手を経て、また誰かのもとへ
「料理」としてだけではない色んな想いも込められて渡っている。
それは、くぎ煮だけでなく、いろんな「もの」もそうなんだろうなと思います。
もちろん、ismの写真や、記憶も。 時代を超えて、つながって誰かの心に残っていくんだろうな。
母のくぎ煮がある 遠い誰かの食卓が 温かい灯りと一緒に おいしい!で溢れますように。
召し上がられる誰かの、元気の素になりますように。
わたしも、誰かにとって「母の味」のような存在になれるように
明日もまた 生きることを楽しもう!